“継承“彦十蒔絵 チャリティイベント

1月1日は家族団欒でお正月を迎えている中で能登半島地震が発生して、一瞬にして日常が奪われてしまいました。

輪島ではほとんどの家が消失、全壊、半壊してしまいました、彦十蒔絵の職人たちの多くの工房も家も無くなってしまいました、彦十蒔絵のメンバーには残念な事に命を落とした若手の職人もおりました。

幼い頃から住み慣れた輪島を離れ慣れない地域に仮住まいをはじめ3か月が経ちます、多くのことを諦めましたが、漆に関わる仕事は諦めたくないと彦十蒔絵のメンバーはほんの少しずつですが仕事を再開しようと前を向いて歩み始めたところです。

そんな状況で今回これまでお世話になっていたKOGEI nextの皆さんでチャリティーイベントを企画してくださいました。

またKOGEI nextの企画で和楽器バンドの蜷川べにさんの三味線Lycorisを制作させて頂きましたご縁でお話と演奏会を開催していただく事になりました。

このチャリティーイベントを企画してくださいました、ギャラリーKANEGAEの鐘ヶ江英夫さん、株式会社クロステックマネジメントの江口哲平さん、UNIVERSAL MUSIC JAPANの西尾勇哉さん、楽器バンド三味線奏者蜷川べにさん、京都女子大学の前﨑信也先生、二瓶晃先生、小学館文化事業局プロデューサーセバスチャン高木史郎さん、そして電通ミュージックエンタテインメント染野晴美さん、富樫祐輔さんと園藝レコードの多田豊一郎さん、心より感謝をお申し上げます。

彦十蒔絵棟梁 若宮隆志 拝

「”継承”彦十蒔絵」チャリティイベント

その一、■輪島の漆職人支援チャリティイベント「“継承“彦十蒔絵」

・日時:2024年4月6日(土)2回(プログラムは同じ)
 ①16:00~17:30 ②18:30-20:00

・会場:日仏文化協会 汐留ホール

・出演:

若宮隆志(彦十蒔絵_代表) 高禎蓮(彦十蒔絵_マネージャー)
蜷川べに(和楽器バンド/津軽三味線奏者)
セバスチャン高木(小学館文化事業局プロデューサー)
前﨑信也(京都女子大学教授)

・プログラム:

第1部 『生・漆チャンネル』
若宮隆志×セバスチャン高木
第2部 『世界に一台のエレキ三味線、LYCORIS制作秘話』
蜷川べに×前崎信也・若宮隆志&高禎蓮
※蜷川べに演奏

 

・会場:日仏文化協会 汐留ホール https://www.shiodomehall.com/
・入場料:¥3,000(税込) ※全自由席(整理番号無し)
・購入方法:e+(イープラス) https://eplus.jp/hikojumakie/
・販売期間:2024/3/15(金) 12:00 〜 2024/4/6(土) 16:00
・主催:KOGEI Next /和の響き

その二、■彦十蒔絵作品展示販売会

2004年若宮隆志が立ち上げた漆芸集団、当初は3人からスタート、お陰様で昨年の2023年には20人ほどの職人集団へと成長しました(メンバーの構成は20代〜60代)。分業制によってOnly Oneのコレクション漆芸作品を制作、意匠やユーモアにこだわった作品づくりをしてまいりました。
震災後に救出した作品の中から10点ほど選びました、合わせて只今国内美術館で巡回されている「超絶技巧、未来へ!展」の作品4点合わせて”継承・チャリティイベント”販売会に出品させていただきました。
イベントの作品図録(3月28日公開!)

ご購入方法・・・
(1)オンラインでのご購入
購入可能期間(販売期間):2024年3月28日(木)〜4月17日(水)
リアル販売会より先行してご購入いただけます。
図録で確認したご希望の作品番号に合わせて、ご連絡先(名前/電話番号/メールアドレス/ご住所)をContact pageからお申し付け下さい。
*作品の発送は販売期間終了後、ご入金の確認の上、ご購入者様と発送日の日程をご相談させていただきます。

なお、作品図録の現物をご覧になりたい方は、大変申し訳ございませんんが、下記のリアル販売会場へお越しいただければ幸いです。(展示期間と場所をご確認の上お出かけください)

(2)リアル販売会場でのご購入
ギャラリーKANEGAE
京都府京都市北区紫野下門前町43(大徳寺総門前)
販売期間:2024/4/3(水)〜4/17(水)

住所: 京都府京都市北区紫野下門前町43(大徳寺総門前)
営業時間:10時~17時
Tel:075-491-2127/Fax:075-491-4987
E-mail:kanegae-@wf6.so-net.ne.jp

※図録番号1〜4の作品は美術館展覧会「超絶技巧未来へ!明治工芸とそのDNA展」に貸し出し中の為、KANEGAEでの展示は出来ません。

「“継承“彦十蒔絵」チャリティイベント趣旨の説明

京都で美術商を営むKANEGAE(Gallery:京都府京都市)と、IoTクリエ―ターの育成やスタートアップ事業を支援する株式会社クロステック・マネジメント(本社:京都府京都市/代表取締役:北村誠)は、工芸の次のすがたを実現させる運動“KOGEI Next”を推進しています。

国が指定する重要無形文化財である輪島塗は、職人の技術と風土の結合によって生まれた、日本を代表する伝統工芸です。今年1月に発生した令和6年能登半島地震により、職人の多くは、生活基盤や工房・道具を失い、石川県輪島の漆芸事業が危機に陥っています。

“和の響き Melody in Japan“は、KOGEI Nextメンバーであり、輪島を拠点として活動する漆芸集団「彦十蒔絵」の職人たちの生活改善と漆芸事業の再開に、微力ながらお役に立ちたいと願い、有志によるチャリティイベント「継承:彦十蒔絵」を企画致しました。

当イベントでは、彦十蒔絵の代表である若宮隆志氏をはじめ、小学館文化事業局プロデューサーセバスチャン高木氏、和楽器バンドのメンバーで津軽三味線奏者の蜷川べにとのトークセッションや生演奏も予定しています。

当イベントの収益は、彦十蒔絵に全額寄付されます。