超絶技巧、未来へ!展 明治工芸とそのDNA

超絶技巧、未来へ!展 明治工芸とそのDNA
In the Genes, Taking Marvelous Meiji Craftmanship into the Future

2023年〜2024年 巡回展

趣旨:

2014年から2016年、三井記念美術館を皮切りに全国6館を 巡回し、大好評を博した「超絶技巧!明治工芸の粋」展。その 第2弾として2017年から2019年にかけて全国5館を巡回した 「驚異の超絶技巧! 明治工芸から現代アートへ」展は、超絶 技巧が駆使された明治工芸に加え、それらに匹敵する技術と センスを合わせ持つ、選りすぐりの現代作家の作品も展示しま した。ほとんど無名だったにもかかわらず、特に現代作家の作 品に20万人以上もの観客が瞠目しました。

本展はその第3弾として企画され、清水三年坂美術館所蔵や 個人蔵の明治工芸に加え、孤独な環境の中、自らに信じられ ないほどの負荷をかける鍛錬を実践している現代作家の新作 を中心に展示します。木彫、金工、切り絵、ガラス、ペーパーク ラフトなど、さまざまな技法を駆使して新たな領域に挑戦してい る作家たちは、明治工芸のDNAを受け継ぎ超絶技巧の未来を 担う存在となるでしょう。

出品作家(現代)
青木美歌[ガラス] 池田晃将[漆工] 稲崎栄利子[陶磁] 岩崎努[木彫] 大竹亮峯[木彫] 蝸牛あや[刺繍] 小坂学[ペーパー] 長谷川清吉[金工] 樋渡賢[漆工] 福田亨[木彫] 本郷真也[金工] 前原冬樹[木彫] 松本涼[木彫] 盛田亜耶[切り絵] 山口英紀[水墨画] 吉田泰一郎[金工] 彦十蒔絵 若宮隆志[漆工] *五十音順

*彦十蒔絵の出品作品は下記の5点になります

・琺瑯彩 菊唐草蒔絵茶入
・草花研ぎ出し蒔絵瓜型銚子 渡辺省亭図引用
・金槌 Hammer 置物(本郷真也さん道具の見立漆器)
・Ultraviolet canvas 壁掛け
・「ねじが外れている」モンキー 乾漆+工具箱+ねじ 木製漆塗り

出品作品その一:『モンキー』の制作過程をショートムービーにてご覧になられます。

出品作品その二:『Ultraviolet canvas 』の制作過程をショートムービーにてご覧になられます。

主 催 : 各開催美術館、各地方新聞社および放送局
協 力 : 清水三年坂美術館、個人コレクター、現代作家
監 修 : 山下裕二(明治学院大学教授)
企画 : 広瀬麻美(浅野研究所)

会期 :
岐阜県現代陶芸美術館(岐阜県多治見市)2023年2月11日(土)〜4月9日(日)

長野県立美術館(長野県長野市)2023年4月22日(土)〜6月18日(日)

あべのハルカス美術館(大阪)2023年7月1日(土)〜9月3日(日)

三井記念美術館(東京)2023年9月12日(火)〜11月26日(日)

富山県水墨美術館(富山市)2023年12月初旬〜2024年1月末(または2月初旬)

山口県立美術館(山口県)2024年9月12日(木)〜11月10日(日)

山梨県立美術館(山梨県)2024年11月20日(水)〜2025年1月30日(木)