白化サンゴ✖️輪島の漆芸プロジェクト❕

2024.08.22

“世界に一台の「そこにあるべきではない三線」を作りたい”

和楽器や日本の工芸・伝統文化を活性化する「”和”の響き」プロジェクトに、彦十蒔絵も主要メンバーとして参加しています。

2024年の本プロジェクトでは『白化サンゴを漆芸の素材として利用する』という、漆芸史上に前例のない試みに挑戦します!

詳しいプロジェクトやクラウドファンティングの内容はこちらからhttps://readyfor.jp/projects/wanohibiki-sanshin

 

今、沖縄の海では、サンゴ礁生態系にあるのをご存じでしょうか。

その原因は、地球温暖化による海水温上昇や、陸域からの赤土や栄養塩の流入など、多くは人為起源によるものです。

この状態が続くと、サンゴ礁生態系が崩壊してしまうかもしれません。

沖縄の音楽になくてはならない伝統楽器の三線もまた継承の危機を迎えています。
伝統的な材料が手に入らなくなったり、職人の高齢化、演奏者の減少による需要の減少で継承が危ぶまれているのです。

「沖縄の海」と「沖縄の伝統楽器」が危機的状況にあることを、できるだけ多くの方に知っていただき、少しでもアクションを起こしてもらいたい。

「和の響き@KOGEI Next」を中心に、この想いに賛同する団体が集まり「そこにあるべきではない世界に一台の三線制作プロジェクト実行委員会」を結成しました。

 

  (クラウドファンティングHPより引用)

 

白化サンゴを『環境問題の象徴』として捉え、白化サンゴを生かして制作した三線を演奏することで、そのメッセージが多くの人に届くことを目指しています。

われわれ彦十蒔絵はその中の漆での装飾部分を担当いたします!(すでに白化サンゴを用いた漆の技法実験も行っております…🪸)

 

本プロジェクトを主催する「和の響き@KOGEI Next」では、2024年4月6日にチャリティイベント「“継承“彦十蒔絵」を開催し、多くの方から彦十蒔絵へのサポートを頂戴しました。

当面の間は金沢に拠点をおいての活動となりますが、ようやく作品の制作を再開する準備が整いつつあります。

 

彦十蒔絵も沖縄の伝統楽器や沖縄の海の未来を明るくするような三線を制作できるように。

そしてサポートしていただいた皆さまの期待に応えられるように。

今できる総力を尽くして制作に関わっていきます。

 

是非、ご支援よろしくお願いします❕