第2回ティー・エレメント公募展 審査員特賞受賞

2021.04.07

info

彦十蒔絵の作品が第2回ティー・エレメント公募展で【審査員特賞】をいただきました、ご報告を致します!!

作品名:茶入『一霊皮袋』
素 材:天然木・天然漆・銀・炭粉
作 者:彦十蒔絵
制作に関わったメンバー:
・企画/デザイン/総監督 若宮隆志
・木地    西端良雄
・下地付 生田圭
・上塗  坂下富代夫
・蒔絵  大森修


この作品の意匠は

若宮は自分の仕事は親方や先輩から受け継いだ精神性と技術をさらに未来へ繋ぐ事が使命と考えています。

そのため「一霊皮袋 皮袋一霊 古人之語 八十六翁 高遊外 印」

この言葉を作品に描くことで、皮袋を茶入に見立て茶入に我々が先人から受け継いできた魂が宿ることを知っていただき、さらにこの茶入を使う度にその魂が成長し永遠に生き続けることができると考えました。

ティー・エレメント(Tea element)公募展

連綿と続く喫茶の文化に、新たないのちを

五感を駆使して亭主と客の粋なコミュニケーションを育んだ日本の喫茶文化は、インタラクティブなインスタレーションともいえます。

日本の文化をリードしてきた京都で「喫茶の道具を見直すきっかけにしたい」と、かつて煎茶の普及に努めた南画家の田能村直入の寓居跡にあるギャラリー左右では、喫茶の場で使う器物のコンテストを毎年開催しています。

本受賞作品の審査員講評ページもありますので、作品に込めた気持ちは三人の審査員の講評より細かく伺えます。どうぞリンクをアクセスして読んでみてください。

本公募展審査員のご紹介
前﨑 信也氏 <美術工芸研究家・京都女子大学准教授>
中山福太朗氏 <茶人・会社員>
佃 梓央氏 <煎茶家・一茶庵宗家嫡承>

第2回 公募展で若宮隆志と審査員3人のZoom対談映像です。

這是一家在京都的藝廊叫做「左右」舉辦的茶道與公藝的比賽。
非常廣義的欣賞與看待現今的茶文化✨
對於茶道具的看法是以單獨的個人感受空間在思量。
我們的漆藝團隊彥十蒔絵製作了一個與傳統茶道具的思維相比超級難以想像的「骷顱頭模樣蒔絵茶罐」
讓評審員老師們跌破了眼鏡,給了我們一個『審査員特別賞』🏆
骷顱頭的茶罐,製作理念是取材於「賣茶翁」的故事。
賣茶翁對自己在宣傳煎茶道思想所提的一句話,
「一霊皮袋 皮袋一霊 古人之語 八十六翁 高遊外 印」
意指自己的思想就算沒有了軀體,對於茶道的心態自己的靈魂依舊是一樣的思想。
彦十蒔絵的漆藝總監若宮隆志認為,職人在表現漆藝時的思想就如同賣茶翁一樣,就算沒有了軀體技術依舊留存。
所以採用了骷顱頭的模樣,使用漆藝來表現,並畫在茶罐上。
隨後,3位評審員也與若宮隆志在視訊上對談,談論到有關製作上的辛苦談以及若宮隆志在創作上的思考邏輯。此對談可以從上面的YouTube連結進入觀賞。
(雖然只有日文)
此公募比賽每年都有持續實施,有興趣者也歡迎報名。