映画『襲名』公開記念 彦十蒔絵 特別制作&限定受注販売

2026.09.23

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■劇中の名場面を漆芸額として未来へ残す
漆芸職人集団「彦十蒔絵」は、2026年9月25日(金)全国公開の映画『襲名』の公開を記念し、劇中の印象的な場面を蒔絵で描く漆芸額を、数量限定で制作・受注販売します。

映画が「記録」として残す一瞬の表情・息遣い・衣裳の動き・名跡を背負う緊張感を、漆と蒔絵という長い時間を生きる素材と技法で「物」として残す―異なる方法で同じ歴史的瞬間を未来へ伝えることが本企画の出発点です。


漆芸額 完成イメージ(※実物ではなく、イメージです)
※漆芸作品はすべて職人による一点物の手仕事のため、
実際の色合いやテクスチャー等には個体差が生じます。

 

■作品コンセプト
歌舞伎における「襲名」は、単なる名前の継承ではなく、先人が積み重ねてきた芸、精神、家の記憶を次の世代へ受け渡す営みです。漆と蒔絵の技術も先人から受け継いできた文化であり、彦十蒔絵が本プロジェクトで漆芸による挑戦をいたします。本作品では、映画『襲名』の主題である十三代目市川團十郎白猿の襲名と八代目市川新之助の初舞台を中心に構成しています。

團十郎の「睨み」と、新之助の「外郎売」
手前には、襲名披露の場で強い眼差しを見せる團十郎の「睨み」を大きく配置し、奥には、新之助が「外郎売」を勤める姿を描きます。父と子を同一の画面に置くことで、名跡を継ぐ者としての責任と、父から子へ芸をつなぐ想いを一つの作品に重ねます。

「十三代」に重ねる桜吹雪
額部分には「十三代」代々続く流れをイメージして、13枚のピンク色の桜吹雪を配します。伝統の重みを背負いながら、「継承」と「個」の狭間で葛藤し、未来へ踏み出そうとする團十郎の精神を表現しました。父から子へ、そして次の時代へと芸がつながっていく流れを描きます。

映画の場面を「蒔絵」に翻訳する制作表現
本作品は、職人が人物の輪郭、衣裳、表情などを映画から受け取り、漆での描画や金粉による加飾を重ねながら、蒔絵として成立する表現へ再構成します。

漆での表現は艶、金の反射、研ぎの加減によって、見る角度や光の状態で表情が変化します。色彩も漆素材になじむわずかに温かみのある色調となり、工芸ならではの質感が生まれます。


職人による蒔絵のための下絵制作風景

 

■漆芸額の詳細

価格 2,000,000円(税抜)
数量 5点限定生産
サイズ 縦 約36.5cm × 横 約30cm
受注期間 2026年9月~(※5点に達し次第、受付終了)
お届け時期 お申し込み後 約1年
制作 彦十蒔絵
お申込み・お問合わせ E-mail:info@hikodo.jp

 

■映画『襲名』
江戸時代から続く歌舞伎界最高の名跡「市川團十郎」。その襲名は、一人の役者の節目にとどまらない。映画『襲名』は、「十三代目市川團十郎白猿」の襲名と「八代目市川新之助」の初舞台を正面から捉えた、三池崇史監督初のドキュメンタリー映画。

本作品は第83回ヴェネチア国際映画祭 【アウト・オブ・コンペティション部門】 正式出品され、ヴェネチア国際映画祭公式独立賞である「Cinema & Arts Award」最優秀作品賞を日本映画として初めて受賞した。

コロナ禍による約2年半の延期を乗り越えて実現した歴史的瞬間の舞台裏を記録し、名跡を継ぐ者としての責任、父として子へ芸をつなぐ想い、そして次世代を担う新之助が、受け継がれた歌舞伎とともに未来へ踏み出す姿を映し出す。

さらに、襲名披露公演の祝幕を⼿がけた世界的アーティスト・村上隆による創作の過程も記録。⼀⼈の表現者として⽣きる市川團⼗郎の「継承」と「個」の狭間で揺れる覚悟と葛藤を⾒つめ、伝統と⾰新、芸と⼈⽣が交差する瞬間を通して、歌舞伎という⽂化の継承を描き出す。


©2026 K2 Pictures・3TOP

映画『襲名』
2026年9月25日(金)全国公開
市川團⼗郎 市川新之助

ナレーション 杏

監督 三池崇史

祝幕 村上 隆

製作 紀伊宗之

プロデューサー ⽥中傳次郎 坂美佐⼦

制作プロダクション オー・エル・エム PlanD

協⼒ ⽇本俳優協会

特別協⼒ 松⽵

配給 K2 Pictures

©2026 K2 Pictures・3Top

 

■彦十蒔絵について
2004年に国内有数の漆芸拠点・輪島で誕生した漆芸職人集団。木地、塗り、蒔絵など各工程の専門職人約20人が連携し、伝統技法を基盤としながら既存の漆芸の枠にとらわれない作品制作を続けている。

これまで、第4回古典の日文化基金賞(2024年)、第5回三井ゴールデン匠賞(2025年)を団体として受賞したほか、ロンドンV&A博物館への作品収蔵・展示や第61回ヴェネチア・ビエンナーレ国際美術展公式サイドイベントへの出展など国内外の美術館・アートフェアにおける展示実績あり。


泉鏡花天守物語 山本タカト挿絵引用(2017)

<本リリースに関するお問い合わせ>

株式会社 彦十蒔絵道 担当:金子 (E-mail:info@hikodo.jp,TEL:090-3986-4143)